コロナ禍で結婚式を挙げました

コロナ禍での結婚式の準備〜当日までの日記

入籍直後にコロナ、式どころじゃない

2020年2月に入籍。

当初、式は年内に挙げよう、場所は東京が都合がいいけれど地方もいいな、などとなんとなく夫と話していた。
有力候補となったのが、香川県の直島か沖縄本島
ともに2人の思い出の地だった。

適当にそろそろ動き出しとくかーと式場を調べ始めた頃には、すでにコロナ関連のニュースは日本を駆け巡っていた。
3月半ばにもなると、マスク着用は常識、飲み会や観光などは控えなければならない空気が世間で流れていたことを覚えている。

決定的だったのは、3月の終わりの志村けんの死。
ニュースを見た瞬間を今でも覚えている。

まだ在宅勤務に完全に切り替わっておらず会社に出社していて、仕事中何気なくちら見したiPhoneのニュースに訃報が表示されていた。
思わず、「志村けんが死んじゃった!」と叫んだ。
課のほぼ全員が手を止めたと思う。
うそだ、信じない、誤報では?、と飛び交う言葉。
涙目になっている人もいた。

帰宅する頃には、どのテレビ番組・どのSNSでも志村けんの話で持ちきりだった。
それと同時に、コロナは本当に死んでしまう感染症なんだ、思っている何倍も怖いものなんだと日本人に認知されるようになっていった。
あの日から、私も世の中もより本気で感染拡大防止のための行動をとるようになった気がする。


ということで、無論、私たち夫婦の結婚式や新婚旅行は無期限延期が決定となったのだった。